iPadの充電には気を付けましょうという話。

昨今は、USB規格の給電が可能なACアダプタが市販されていますが、そのうちの1つで有る「Arvel GET POWER USB充電対応ACアダプター AGP5V2」にiPadを接続したら爆発したアダプターが爆発したというレポートがあった。
iPad と iPhone を充電しようと思ったら爆発。 | 満月はカマンベールで出来ている。


原因としては、以下の2つに起因するもの
・該当アダプタは1.2Aまで
・USB規格は0.5Aだが、iPadはハイパワーUSBで2Aである
 iPadの充電には、10W USB電源アダプタかハイパワーUSB 2.0 ポートを使用する | サポート | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)

要は規格外の製品をつないだら爆発したってことですな。


意外と、日用品にもこういう危険なものは存在するので、正しい知識をもってあたる必要がある。
洗剤だって混ぜると塩素ガスだしたりするでしょう。それと同じこと。


ただ、作成する側は、極力ユーザーに専門知識を必要としないように製品を作って欲しいと思う。
知っていて当然、あるいはそんなことも知らないでこの製品を使う方がおかしい、さらにはそれ自体を賠償目的の自作自演だなどと断じるのは愚かしいことである。


これは知識の呪いに他ならない。
知識の呪いとは - はてなキーワード
知識の呪い:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ


該当エントリのコメントにも知識の呪いに侵された人が多数見受けられたので、注意啓蒙も兼ねてこのエントリを記載してみた。


追記。
Appleの充電に関する記述について、一応引用しておきます。
http://www.apple.com/jp/batteries/ipad.html

充電のヒント
付属の10W USB電源アダプタを使うと、最短時間でiPadを充電できます。より時間がかかりますが、ハイパワーUSBポートを搭載したコンピュータ(多くの最新型のMacなど)に接続したり、iPhone電源アダプタを使って充電することも可能です。ほとんどのWindowsパソコンや古いMacに搭載されている標準的なUSBポートに接続した場合は、iPadのスリープモード中にしか充電されません。iPadをUSBで充電する場合、充電が完了するまでコンピュータの電源をオンの状態にしてください。iPadをつないだコンピュータの電源が切られた場合や、スリープモード、スタンバイモードに移行した場合、iPadのバッテリーが消費されることがあります。