お金の概念を私なりに解釈してみるてすつ

id:y_arim がお金というものがわからないと言っていたので、盛大にずっこけつつも、もしかして人によってお金という概念に対する感覚が違うのかもと思って、自分なりの意見を披露してみることにした。
http://twitter.com/#!/y_arim/status/19268090999087104


まず、お金というと日本銀行が発行している硬貨や紙幣を思い起こす人が大半だろうけど、お金を形成しているものはそれだけではないのである。


クレジットカードや銀行の口座、電子マネーなど、お金に関わるものは結構あるのである。

形状
  • 現金(硬貨・紙幣)
  • 電子マネー
  • 銀行口座の残高(貯金)
  • クレジットカード(一時プール)


次に、形態として2種類ある。収入と呼ばれる黒い箱と、支出と呼ばれる赤い箱の2つである。


人は、お小遣いや給与という形で収入を得て、それが黒い箱に入っている。
一方で、漫画やお菓子を買うと支出となり、赤い箱に入る。


赤い箱の存在を認識していない人は、漫画を買った時、財布から現金(硬貨や紙幣)がなくなった段階で、支出をしたことを忘れているのではないかと思う。
しかし、確かに自らの手で支出という赤い箱に金を突っ込んでいるのである。漫画の対価として。


ちなみに、黒い箱は生涯収入、赤い箱は生涯支出として呼び名がついている。
また、大原則として、黒い箱にお金がないと赤い箱にはお金を入れる事ができないのである。

形態
  • 収入(黒い箱)
  • 支出(赤い箱)


黒い箱なのか赤い箱なのか判りづらくしているものに、銀行口座や借金(キャッシング)、クレジットカード決済などがある。
現金しか見えていない人には、銀行にお金を出すとお財布からお金が減るし、キャッシングするとお金が増えるから奇異な物を見ている気分になるのかも知れない。


しかし、黒い箱と赤い箱で管理できている人には、自明のことである。


財布から銀行口座にお金が入ったものは、黒い箱の中で財布という区分から口座という区分に移動しただけ。


借金は、黒い箱にお金が入ると同時に、赤い箱にも同額の元本というお金と更に利子という小さいお金が予約されてしまい、未来には赤い箱に入れることを強要される。


クレジットカード決済も、銀行引き落としなどで予約された形で赤の箱に入ってしまうため、期日を迎えれば赤の箱にいれる必要がある。


赤い箱に入れることを予約されたお金を赤い箱にいれずにおくことを踏み倒しと呼ぶ。赤い箱に入れてくれることを待っていた人たちからガッカリされてしまう行為。


ギャンブルは、一旦赤い箱に大金を投じるが、運がよければ黒い箱にそれ以上の額が戻ってくる遊びで、大抵は赤い箱に入れた分を取り戻すことができない時間をムダにする行為である。
とはいえ、人生に無駄はつきもの。時間を浪費するにはうってつけの遊びでもある。

判りづらい
  • 銀行口座(黒い箱のなかの区分変更)
  • 借金(黒い箱と赤い箱に同時にお金を入れる行為)
  • クレジットカード決済(赤い箱にお金を入れる予約)
  • ギャンブル(赤い箱に入れた分を取り戻せるか皆で競う)


また、お金には、家賃、食費、光熱費、養育費などの見えないタグがついている。
これも、詳細に見える人やまったく見えていない人がいる。


本来は家賃と記載されているものを誤って使ってしまい、家賃を滞納してしまったり、食費と書かれているお金を使用してしまい、給料日間近で飢えに苦しむ自体に陥ったりする。


本来であれば、家賃、光熱費などの優先タグ(必要経費)を真っ先に赤い箱に入れるべく予約しておき、それ以外のお金に対し、交遊費や貯金といったタグをつけて管理するべきである。
食費も、食費タグに割り当てた中から少しずつ浮かせて、結果的に浮いた物に対して別のタグを割り当てるのである。


タグを無視して使い(赤の箱へ入れ)、後になって必要なものにお金を払えない(予約された赤い箱のお金を踏み倒す)事態に陥るのである。


ちなみに、二郎のために提供した\2,000には食費(二郎)というタグがついているので、二郎に使うべきではあるが、タグを無視して使用することも可能なのである。

タグ
  • 家賃
  • 食費
  • 光熱費
  • 通信費
  • 交遊費
  • etc


では、どうするべきかと言えば、赤い箱に入れることを予約されたお金は、すでに赤い箱に入っているものと扱い、銀行振込みであれば銀行に、現金支払であれば封筒などに入れておき、もう手元にない(赤い箱に入れた)ものとして扱うべきだと思う。

金策に拠って余裕ができたのなら、2ヶ月先くらいの赤い箱に予約されたお金を洗い出し、銀行や封筒に入れておく。
更に、黒い箱に入っているお金に対し、次の収入までの間に必要な食費などのタグを割り当てる。


タグが付いていないお金には貯金などのタグを割り当てることで、少しずつ貯金もできるし。
以降も、赤い箱に予約されたお金と優先タグを付けたお金を管理していけば困ることはないと思う。


あと、タグの考え方は企業会計に通じるものがあるので、簿記でも勉強してみるといいのではないかなぁとも思う。