東日本大震災に関する主張

前置き

頑張ろう、日本。
そう思うのと同じく、この国がどういう方向に向かっていくべきなのか、有事の方向性については、国民が個人個人考えていく必要があると考えた。


故に、自らの意見を此処に表明する。


本件に関しては、色々な議論の衝突もあるだろうけれど、皆、日本のための意見だと思う。
だから、議論を戦わせること自体は、日本にとってとても建設的なことだと考えたい。
また、そういった意見の中から有意義だと思えるものを政治家の方々が確認し、最良と思われるものを国民に還元してくれるのが何よりの幸せだと考える。

とてつもない日本

麻生太郎の著書「とてつもない日本」を読んだ時、この国はきっと頑張れると思った。
でも、この著書が日本に絶望している人にはきっと届かないだろうなぁとも感じていた。
そして、実際に届いていなかったと思う。


でも、この震災で、お互いに助けあう日本人を見て、助けようと我武者羅に頑張る日本人を見て、「この国はまだまだ頑張れるんじゃないか」って思った人も多いのではないだろうか。


この震災では多くの悲しみがあった。
でも、この思いを国民が共有ができたということは、この未曾有の危機で得られた少なくないメリットではなかろうか。
そう思った。

国債

もうダメだと自殺をしてしまった農家の方。


“農作物の買い上げ等あらゆる手段を考慮し最善を尽くします。
必ずあなたの生活は保証します。”
政府からそういったメッセージが早くから出ていれば、そんな事態には至らなかったのではないだろうか。


そして、今からでも遅くない。
国民の生活を守るため、あなた方を全力で守りますと宣言してほしい。


そのためには大量の国債発行も已む無しと思う。
赤字を重ねることになるのは百も承知だが、火急の事態であり、国民も許容するだろう。


平時であれば国債を避けるために思考を巡らせるのが正しいだろうが、今は国債を発行してでも国民の生活を守ることを最優先事項だとするべきではないだろうか。

デマ

Internetの素晴らしいところは、色々な形態があることだと思う。
Twitterみたいな即効性のあるもの、ブログみたいにある程度情報を統括して発信できるもの、ポータルサイト・各種Wikiなどの情報を取りまとめられるもの。


確かに、デマも多く流れた。それは悲しむべきことである。
だけど、データを検証することで、デマも徐々に排除することができる。
それはInternet自体に自浄作用があるということ。
各々が、得意分野でそれぞれの力を発揮して、世界を形成していくことがとても素晴らしいことだと思えた。


また、自治体レベルでInternetに迎合してくれれば、現地のリアルタイム情報を正確に伝えられる。
デマを減らすために、むしろ官も積極的に使っていくべきだと感じた。

エネルギー政策について

エネルギー政策はいまや国民の重大な関心ごとのひとつであり、原発は特に賛否両論、立場が揺れている。
しかし、何らかの方針を示し、それに向けて走りださねばならないと考えている。
日本は、立ち止まるべきではない。未来に向けて動き出さねばならい。


エネルギー政策の見解については長くなるので別稿でコメントしたい。

与太話

最後に、真偽のほどや実現の可能性も定かではないが、調査する価値あると考えていることを2点挙げて話を締めさせていただく。
与太話と切って捨てても構わない弁なので、そのつもりで読み流していただければ幸いである。


○鯨で地震予知
先の大地震では、鯨が海岸に打ち上げられたという話を聞く。
また、以前から大地震が発生する前にはよく起きていたという。
どこでもNZ: スチュアート島で107頭の鯨が座礁
http://exawarosu.net/archives/4197005.html


もし地震と鯨の打ち上げに因果関係がある場合、鯨と同じ機能を有した機器を導入することで、ある程度は地震を予知できるのではないだろうか。


これは想像の類でしかないのだが、地震の前兆となるプレートの動作などが原因となってソナーの役割を果たす超音波の反射を阻害したり、体内方位磁針を狂わせたりして、その結果として打ち上げられたという結果につながったのではないだろうか。


もし、研究によって因果関係が立証されたなら、少なからず、数日前に地震が発生することを予測できるだろう。
今回役に立たなかった緊急地震速報よりも格段に早い。
そうなれば、家財ごと避難するという選択肢さえ取ることができるだろう。


現在のところ、鯨が打ち上げられた理由は不明だが、調査捕鯨を名乗って捕獲している以上、そういった生態を研究し、地震予知に適用できるかどうかを調査してほしいところである。
尊い鯨の犠牲を、食すことだけでなく、研究を重ねるということでより無駄にしないでいけないだろうか。


二酸化炭素貯留で計画地震
二酸化炭素貯留という、温暖化ガスであるCO2を地下に埋めて地球温暖化を抑止しようというプロジェクトがある。
二酸化炭素貯留 - Wikipedia
CO2地中貯留プロジェクト:TOP


そしてこれが地震を誘発しているという説がある。
「新潟県中越地震は地中へのCO2注入が引き起こした人災か!?」 - るいネット


やはりこれも真偽のほどは不明だが、少なくない質量を地中に与えるので、圧力に変化がある可能性はあり得る。
本件に関しては、きちんと調査をして欲しいと思う。


ただ、誘発が明らかになった場合、即座に中止を訴えるという話でもない。
もし本当に誘発させることができるなら。
プレートの歪みが酷くなる前に適度にストレスを発散させる、という手だてが取れるのではないだろうか。


M5くらいの地震を人為的に起こすことでプレートのストレスを解放し、M7以上の地震を回避する。
言ってみれば、計画停電ならぬ計画地震である。


以上2点は夢物語かも知れないけれど、今後の日本で悲惨な天災を回避するためにも研究を重ねて欲しい。
また、研究に際しては、地球シミュレーターのような様々な状態を仮定して挙動を確認するためのシステムが重要になるだろう。
そういう訳で、コンピューター業界のさらなる発展にも期待したい。