連続量・分離量という名前らしい

2m〜5mと2日〜5日

なぜ2時から5時までは3時間で、2日から5日までは4日間なのか? | メタメタの日

 さて、

A:「2時から5時までは3時間。」
B:「2日から5日までは4日間。」

 この違いをどう説明するかということでした。AとBの違いは、次のCとDの違いと同じになります。

C:地面に線を引いた。2mの所から5mの所までは3m。
D:旗を並べて立てた。2本目の旗から5本目の旗までは4本。

AとCは、時間や長さという連続量をはかるものであり、BとDは、日数や本数という分離量をかぞえるもの、という説明が妥当だと思うのですが、「連続量」「分離量」という言い方は人口にそれほど膾炙していません。連続量のことを「量」と言い、分離量は「数」と言うことの方が多いかもしれません。

名前は知らなかった。
が、視覚化(見える化)すれば概念はわかるだろう。

項目123456
連続量(2m〜5m)                                                
分離量(2日〜5日)                                                
緑の連続量は2の最初から5の手前まで
一方、橙の分離量は2の最初から5の終わりまで(つまり6の手前まで)

どこからどこまでが求めたいものなのかを定義した上で算出すれば、言葉がなんであれ迷うことはない。

算数と数学

中学時代の教師は、たびたび数学より算数の方が難しいと言っていた。
上の例で言うならば、2日〜5日までの算出方法が6-2になる理由を理解しないと使えないから。
つまり公式を解くだけの数学より「理解」を多く必要とするからという理由らしい。


余り算数・数学に明るい方ではないが、日々の生活の上でその言葉を実感する次第。